「何か松尾さんの御本をやれないものだろうか?」と思っていたところに、タイミングのご縁か、演劇ぶっく社さんの「演劇ぶっく」誌で連載されていた、超大物の役者さん・演出家さんとの対談シリーズをこちらで単行本に、ということになりました。連載時はページの関係で圧縮されていた部分も大幅に復元されています。写真も美しいです。脚注も、あれこれ入っています(でも、細かすぎるところもあるかもしれません)。すべての対談に立ち会われ、構成を手がけておられたライターの岡崎香さんに、ひとかたならぬお力添えをいただきました。どうもありがとうございました。そして現在もますます尚と思いますが、なんといっても松尾さんはご多忙でした。にもかかわらずケータイを持っていなかった私で、松尾さんとの御連絡が難しく、さすがにご迷惑もギリギリにさしかかり、慌ててケータイを購入したのが一番の思い出です。すみませんでした。すべての対談も、特別付録ワークショップの記録(松尾さんが参加者の28の質問に答えるというもので、おもしろいです)も、読み応えがありますので、ぜひよろしくお願いします。カバーの絵も、気鋭の絵描き(高野華生瑠)さんの手になるもので、素敵です。
(岩波書店編集者/田中)