帯のキャッチコピーは最初「農業パラダイスの真実!?」だったんですが、松尾さんから、「これ、おもしろいよー。」とかでいいんじゃないの? と突っ込みが入ったので、ぼくが「でも、それって禁じ手じゃないですか? それをいったら、松尾さんの作品すべてがそうなっちゃいますよ」と切り返したところ、協議の結果、「あえて、今!」というコピーに落ち着きました。登場人物たちの“訛りまくりっぷり”がすばらしい作品です。
 つうわけで、以下、内容紹介。
 「自給自足自立自発の楽園」をスローガンにした東北の農業コミューンから、はたして、母を逃がすことはできるのか? 東北弁のとびかう農業パラダイスをグロテスクな笑いで描き、そこにある「経済システム」をあぶりだした異色作。
(白水社編集部/和久田)