柄本明さん、中村勘三郎さん、野田秀樹さん、大竹しのぶさんなど著名な演劇人とのあつい対談集『演技でいいから友達でいて』がパワーアップし、文庫化になりました! 動きについて、笑いについて、声について、演じることに対して鋭い質問を次々と投げかけ、勝負師のように本心を引き出す松尾さんの姿を堪能できる、贅沢な一冊です。
また、文庫特別バージョンとして、劇団「ポツドール」主宰の三浦大輔さんとの対談も収録! 単行本ではほとんどが同年代か年上の方とのお話でしたが、三浦さんは13歳も年下。「『食える』という状況をつくるには、どうすればいいのか」、「そろそろ(表現を分かりやすい方へ)変えていく時期なのでしょうか」といった率直な質問にひとつひとつ丁寧に答えてらっしゃる松尾さんの姿が印象的でした。
私自身、松尾さんとお仕事をするのがはじめてでしたが、いつもお忙しい中(この時期は映画の撮影と重なっていました)、締切は必ず守り、時間をかけてゲラを確認してくださる姿勢に、とても感激しました。単行本同様、岡崎香さんに構成をお願いし、多大なるご協力をいただきました。ありがとうございました。 松尾さんをはじめひとつのことを極めていく、プロのストイックな姿が詰まった、すばらしい読み応えのある本です。ぜひ、よろしくお願いします。
2006.10
(幻冬舎/山田京子)